SPドラマ「女系家族」第1夜と第2夜のネタバレを結末までご紹介。
あまりにも豪華なキャストにもう見るしかない令和版の「女系家族」。
1963年の映画を皮切りにこれまで数々のドラマで映像化されてきた不朽の名作です。
そこで本記事ではネタバレの他にも歴代のキャストやドラマの相関図、嘉蔵の遺言状など、作品情報をあわせてご紹介します。
SPドラマ「女系家族」あらすじとネタバレ結末
第1夜のあらすじとネタバレ
【2021年12月4日(土)よる9:00~】
大阪・船場で老舗の木綿問屋を営む矢島家。代々娘たちが暖簾を守り続ける“女系筋”である『矢島商店』の四代目・嘉蔵(役所広司)が総額数十億円の遺産を遺して亡くなり、その遺言状が大番頭の大野宇市(奥田瑛二)によって読み上げられる。
“出戻り”でもある長女で総領娘の矢島藤代(寺島しのぶ)、婿を迎え、矢島家を継ぐ気でいた次女の千寿(水川あさみ)、やや世間知らずなため、叔母である芳子(渡辺えり)の後ろ盾を得ている三女の雛子(山本美月)らが見守る中、明かされた遺言状の中身――それは矢島家の女たちの誰も想像すらしていない内容だった。
なんとそこには嘉蔵の愛人である浜田文乃(宮沢りえ)の名が。そして愛人である文乃にも遺産を分配するように、と記されていたのだ!
もちろんそんな遺言に納得するはずもない藤代ら矢島家の女たち。さらには文乃が嘉蔵の子を身ごもっていることまで明らかに…。藤代が懇意にする日本舞踊の師匠・梅村芳三郎(伊藤英明)、千寿の婿・良吉(長谷川朝晴)、そして大番頭の宇市といった、姉妹を取り巻く男たちも巻き込み、遺産相続だけではない、人間の欲望と嫉妬にまみれた激しい戦いが繰り広げられていく…。
引用:©テレビ朝日
第1夜のネタバレはこちら↓
第2夜のあらすじとネタバレ結末
【2021年12月5日(日)よる9:00~】
浜田文乃(宮沢りえ)が亡き当主・矢島嘉蔵(役所広司)の子どもを身ごもっていることが判明し、総領娘・藤代(寺島しのぶ)をはじめとする矢島家の人間たちは大騒ぎに。藤代は、父親の愛人の子どもという存在を知り、自らの相続分に不安を覚え始める。
一方、妊娠によるつわりがひどい文乃は、矢島家の大番頭・大野宇市(奥田瑛二)に「付添さんに来てもらいたい」と懇願。宇市は自分の愛人である小林君枝(余貴美子)に、しばらく文乃の付添をしてくれるように頼み…。
君枝が付き添う中、文乃のもとを訪れた藤代は、ついに文乃に向かって「子どもを生むことは迷惑だ」と言い放つ!
当主の子を身ごもった愛人と、娘3人――壮絶な遺産相続争いの行方は…!?
引用:©テレビ朝日
第2夜のネタバレはこちら↓
SPドラマ「女系家族」キャスト一覧
浜田文乃(はまだ・ふみの)演: 宮沢りえ
老舗木綿問屋「矢島商店」4代目当主である矢島嘉蔵の愛人。
歴代の文乃
米倉涼子(2005)
名取裕子(1994)
高田美和(1991)
三田佳子(1984)
岡田茉莉子(1975)
河村有紀(1970)
雪代敬子(1963)
若尾文子(1963)映画
矢島藤代(やじま・ふじよ)演:寺島しのぶ
老舗木綿問屋「矢島商店」の長女。
歴代の藤代
高島礼子(2005)
岡江久美子(1994)
三林京子(1991)
赤座美代子(1984)
高田美和(1975)
松山容子(1970)
乙羽信子(1963)
京マチ子(1963)映画
矢島千寿(やじま・ちず)演:水川あさみ
老舗木綿問屋「矢島商店」の次女。
歴代の千寿
瀬戸朝香(2005)
渡辺典子(1994)
春やすこ(1991)
秋野暢子(1984)
井原千寿子(1975)
北林早苗(1970)
喜多川千鶴(1963)
鳳八千代(1963)映画
矢島雛子(やじま・ひなこ)演:山本美月
老舗木綿問屋「矢島商店」の三女。
歴代の雛子
香椎由宇(2005)
立花理佐(1994)
大井利江(1991)
松原千明(1984)
高田瞳(1975)
土田早苗(1970)
黛ひかる(1963)
高田美和(1963)映画
矢島芳子(やじま・よしこ)演:渡辺えり
矢島三姉妹の叔母。
歴代の芳子
浅田美代子(2005)
中村芳子(1963)
浪花千栄子(1963)映画
矢島良吉(やじま・りょうきち)演:長谷川朝晴
千寿の夫。
歴代の良吉
沢村一樹(2005)
飯沼慧(1963)
高桐真(1963)映画
梅村芳三郎(うめむら・よしさぶろう)演:伊藤英明
日本舞踊の若師匠。藤代と深い関係。
歴代の芳三郎
高橋克典(2005)
北上弥太朗(1963)
田宮二郎(1963)映画
小林君枝(こばやし・きみえ)演:余貴美子
大番頭・宇市の愛人。
歴代の君枝
伊佐山ひろ子(2005)
中畑道子(1963)
北林谷栄(1963)映画
矢島嘉蔵(やじま・よしぞう)演:役所広司
矢島家4代目当主。
歴代の嘉蔵
森本レオ(2005)
江原真二郎(1994)
葉山良二(1991)
高田浩吉(1975)
加藤嘉(1970)
岩田直二(1963)
深見泰三(1963)映画
大野宇市(おおの・ういち)演:奥田瑛二
矢島家の大番頭。
歴代の宇市
橋爪功(2005)
藤岡琢也(1994)
金田龍之介(1991)
芦屋雁之助(1984)
内田朝雄(1975)
金田龍之介(1970)
山茶花究(1963)
中村鴈治郎(1963)映画
出目金(でめきん)演:山村紅葉
文乃の家の近くにある薬局の奥さん。
SPドラマ「女系家族」の相関図
相関図になります。

SPドラマ「女系家族」TVer登録者数
放送回 | 放送日 | 登録者数※ |
第1夜 | 12月4日 | 8922人 |
第2夜 | 12月5日 | 31803人 |
※登録者数はドラマ放送後当日の数字。
SPドラマ「女系家族」の監督・脚本
監督・脚本:鶴橋康夫(つるはし やすお)
1940年生まれ。
脚本も手掛けるテレビディレクター兼映画監督。
単発のドラマから連続ドラマ、映画に舞台と携わった作品は幅広い。
特に単発のドラマでは数々の受賞歴あり。
名実ともに有名な監督。巨匠。
鶴橋康夫・近年の単発ドラマ作品
悪女について(2012)
黒澤明ドラマスペシャル 野良犬(2013)
おやじの背中 第2話「ウエディング・マッチ」(2014)
松本清張〜坂道の家(2014)
白い巨塔(2019)
女系家族(2021)など
SPドラマ「女系家族」の音楽
作曲家:羽岡 佳(はねおか けい)
1977年生まれ。
ドラマやアニメ、CMなどを手掛ける作曲・編曲家。
その曲調は幅広くクラシック調のものからポップ調まで作曲し、アーティストにも楽曲提供を行う。
またパソコンの楽譜ソフトを用いて作曲することでも有名。
羽岡 佳・近年のドラマ楽曲作品
GTO(2014)
烈車戦隊トッキュウジャー(2014)
天才探偵ミタライ(2015)
特命刑事 カクホの女(2018)
TOKYO MER~走る緊急救命室~(2021)など
SPドラマ「女系家族」の原作者
作家:山﨑豊子(やまさき とよこ)
(1924-2013)大阪市生れ。京都女子大学国文科卒業。
実在する人物や団体などをモデルに緻密な取材を続け、鋭い視点で描いた社会派小説を数多く世に送り出した作家。
ほとんどの作品がドラマや映画などで映像化されている。
主な作品
『白い巨塔』(1965-1969年)
『華麗なる一族』(1973年)
『不毛地帯』(1976-1978年)
『二つの祖国』(1983年)
『大地の子』(1991年)
『沈まぬ太陽』(1999年)など。
SPドラマ「女系家族」の見どころ
初めて見る方
期待を裏切らない結末が最も見どころ。
欲と嫉妬にまみれた登場人物の描写が見事な作品ですのでラストまで目が離せません。
また俳優陣も実力派揃いなので、役柄を最大限に引き出してくれるのは間違いないでしょう。
過去に見たことがある方
やはり豪華俳優陣がそれぞれの役柄をどう演じるのかが見どころの一つ。
中でも宮沢りえが演じる文乃と寺島しのぶが演じる藤代の掛け合いに注目です。
演技派女優が魅せる文乃と藤代の戦いには期待しかありません。
もちろん他のキャスト陣も超豪華。
どの役柄も今回は納得のキャスティングです。
不朽の名作とも言われる「女系家族」を令和の実力派俳優で、再び楽しめる作品となるでしょう。
原作「女系家族」嘉蔵の遺言状(書置状)
嘉蔵の遺言状を簡略化しましたので参考にしてください。
一通目
- 矢島商店(会社)は次女千寿が相続
- 全五十軒の賃家は長女藤代が相続
- 所有株式・所蔵骨董類は三女雛子が相続
- 親族一同には金捨万円ずつ
- 上記以外の遺産は相続人全員で協議して分割
- 遺言状の執行は大番頭の宇市を指名
二通目
・愛人(文乃)にも遺産分与を取り計らうこと
遺言状の執行人・宇市がまず一通目を読み上げます。
そのあとにもう一通読み上げたものが愛人の存在。
二通目に至っては宇市も動揺しながら読み上げます。
もちろん藤代・千寿・雛子もまさかの事実に三人とも驚愕。
周りを囲む親族一同もざわつくことになります。
そしてここから相続を巡ってし烈な争いへと発展していくことに…。
原作「女系家族」結末のあらすじネタバレ
ここからはネタバレを含む結末のあらすじです。
結末を知りたくない方は読み進めないように注意してください。
結末のあらすじ
最後の親族会で遺産相続も円満解決へ向かおうとしていたところに乗り込んで来た文乃。
そして文乃の腕に抱かれていたのは男の赤ん坊。
さらに嘉蔵が生前に書き残した「胎児認知書」と「遺言状」も持参。
藤代、千寿、雛子の三姉妹と大番頭の宇一にとっては正に青天の霹靂。
遺言状には赤ん坊の相続権や宇市の不正を暴露する内容まで事細かく記されていた。
そして三姉妹の相続条件まで…。
そうして三姉妹から遺産を取り上げ、さらに女系家族に終止符を打った嘉蔵の執念。
それを叶えた文乃。
三姉妹は婿養子の父を無力に思っていたが、最後には父の強い意志を感じることになる。
そして文乃はしてやったりの得意満面な笑みを浮かべて、その場を立ち去るのだった…。
「女系家族」最後に
1963年に制作された映画の「女系家族」も映像こそ古いものの、逆にそれが味のある演出となって今でも十分に楽しめる作品です。
その映画で演じた役者が今でも強く個性のあるキャラクターとして残っています。
その中にあって今回の令和版「女系家族」の配役を初めて見たとき、まさに映画のキャラクターの現代版という印象を受けました。
特に宮沢りえさんと寺島しのぶさんの文乃と藤代は「見たい」と瞬時に思ったほどです。
宮沢りえさんも事前のインタビューで寺島さんの存在感はすごいと感想を言われているほど、完璧なまでに藤代を演じているのは容易に想像できます。
一方の宮沢りえさんに関しても他の役者さんのコメントを聞くまでもなく、文乃の妖艶さが写真からも伝わってくるので間違いない配役でしょう。
そんな豪華キャストの令和版「女系家族」はドラマ好きならぜひ見ておきたい作品です。