前回の告白から一転してなほと付き合えないと言う向坂。
突然の変わりように戸惑うなほ。
名古屋の実家へ向かった向坂に一体なにが起こったのか。
その理由を知るべく深澤が語った向坂の過去とは。
そんなまさかの展開に揺れる「どうせもう逃げられない」8話のネタバレを紹介します。
「どうせもう逃げられない」8話のあらすじ
「征己に会ってくる」と言い、名古屋へ向かった拓己。そんな拓己に「待ってます」と笑顔で微笑むなほ…。自分の過去、そしてなほに向き合う決心がついたからだったが、征己の気持ちを知り、拓己は大きなショックを受ける。やり場のない想いをぶつけるように地面を殴りつける拓己。そして、東京に戻ってくると、なほに話があると告げ…。
引用:©一井かずみ・小学館/「どうせもう逃げられない」製作委員会・MBS 2021
「どうせもう逃げられない」8話のネタバレ
兄からの告白
向坂は名古屋に来ていた。
兄の征己に会うために。
ちはるが亡くなってからこれまで兄と会って話すことから逃げてきた向坂。
なほと前を向いて生きていくためにケジメをつけるためでもあった。
なほには兄と会うことを伝えている。
そのときなほは「待ってます」と笑顔で送り出してくれたのだった。
名古屋の実家に到着。
中から玄関を開けてくれたのは兄の征己。
急に訪ねたことをまず謝る向坂。
すると兄も話したいことがあったからちょうど良かったと迎え入れてくれた。
リビングのソファに座り兄を目の前にしてしばらく黙り込む向坂。
気持ちを落ち着かせてようやく話し出そうとする。
「俺・・・」
しかしそのあとの言葉がなかなか出てこない。
そんな向坂を見かねて兄から話を切り出した。
-再婚しようと思う-
兄からの思いもよらない告白に驚く向坂。
頭が真っ白になる。
そして兄は続けて話す。
ちはるが亡くなったときなぜお前と一緒にいたのかと。
兄は向坂とちはるのことを疑っていたのだ。
向坂はちはるがあの夜訪ねてきた本当の理由を言えるはずがなかった。(第6話)
しかし兄には俺をどう思ってくれてもいいからちはるのことだけは信じてほしいと訴える。
ちはると自分はそういう関係ではなかったから。
-もういい!-
強い口調で向坂の言葉を遮る兄。
-忘れたいんだ-
そう言うと兄は向坂を静かに責めた。
ちはるのことを抱えているのが苦しくてここへ来たのではないかと。
その言葉に向坂は何も言えなかった…。
実家を出たあとちはるの写真を撮った公園に立ち寄る向坂。
なほが待ってくれていることを思い出す。
しかし一方で自分には帰るところがあるけどちはるには帰るところがないと思った。
兄に忘れたいと言われて自分まで忘れてしまったら。
ちはるはどこに帰るのか。
自分のせいでこうなってしまったことに泣き崩れる向坂。
深い悲しみと悔しさがこみ上げる。
そして悔しさのあまり地面に拳を何度も叩きつけるのだった。
付き合う資格なし
東京へ戻った向坂。
ソロデザインの事務所でなほと二人。
実家でのことをなほに話す。
「兄貴が再婚する」
そう話し出す向坂。
そしてそのことによってちはるを二度殺してしまったと話す。
一度目は事故。
二度目は兄の記憶から。
向坂は自分までちはるを忘れるわけにはいかないと話す。
だからなほを受け入れる資格が自分にはないと謝った。
そしてそんな自分と離れるためならソロデザインを辞めてくれてもいいと。
あまりにも急に話しが変わったことに頭の整理がつかないなほ。
あらためさせてほしいと足早に事務所をあとにした。
なほは事務所を出たあと帰る途中で足が止まる。
考えをまとめると向坂がちはるのために一人で生きていく決心をしたのだと思った。
だから自分とは付き合えないと。
「裏切らないって言ったのに・・・」
そう向坂が言ってくれた言葉を思い出して涙が止まらないなほだった。
あきらめるなほ
翌日、向坂はなほに新しい仕事を紹介すると資料を渡した。
なほはそんな向坂にもう近づけないのですねと確認する。
「やっと近づけたのに…」
だったらなぜ優しくしたのかと向坂を問い詰めるなほ。
最初からこうなるのなら優しくなんてしてほしくなかったと涙ながらに訴える。
-ごめんな-
それしか言えない向坂だった。
事務所になほが一人でいるところに深澤が声をかけてきた。
なほの落ち込む様子を見て心配する深澤。
なほは深澤に話す。
「向坂さんのこと・あきらめます」
あきらめるのが得意だと無理に微笑みそして涙。
なほのつらそうな顔を見つめる深澤。
そして聞いてほしいことがあると向坂の過去について語りだしたのだった。
向坂の過去を話す深澤
~~回想シーン~~
ちはるを事故で亡くしたあとの向坂は自暴自棄になっていた。
そして大雨の夜に車と接触事故にあう。
向坂からの電話に駆けつけた深澤。
向坂は地面で倒れていた。
接触した車はいない。
声をかけると意識はあり会話ができる。
深澤は雨の中向坂をおぶって病院へ向かう。
その途中で意識を失いかける向坂。
深澤はおぶりながら必死に声をかける。
そして向坂が一番つらいことをあえて口にする。
「ちはるさんのいなくなった世界をお前は見届けなければならないんだぞ!」
それは向坂を生かすために言った言葉だった。
その言葉が届き再び目を覚ました向坂はおぶられながら号泣した…。
~~回想シーンここまで~~
それからというもの向坂はちはるのためだけに生きるようになった。
そんな向坂を救ってやれないと感じていた深澤。
そこへ現れたのがなほだったという。
深澤はなほを見てこの子なら向坂を変えてくれるかもしれない。
そう思ったのだった…。
生きようとする向坂
なほが来てから向坂は笑うようになった。
最後にそう話す深澤。
なほも向坂が笑ってくれたり、ときにはくだらないいたずらをしたりしてくれたと話す。
そして一時は自暴自棄になり消えてしまいたいとまで思った人が・・・
わたしのことを好きって言ってくれた
そう深澤と話したあと、なほは再び向坂のところへ。
そして話したいことがあると真っすぐ向坂を見つめるのだった…。
つづく。

「どうせもう逃げられない」8話・視聴者の感想
先週の喜びと幸せな気持ちを返してー!と、向坂さんには声を大にして言いたいですが、向坂さんも過去をなかったことにはできないし、仕方ないのかな‥。
でも!なほちゃんファンとしては、やっぱりなほちゃんには幸せになってほしい!
今回はなほちゃんの泣き顔ばかりで辛かったです‥。
強くなっていくなほちゃんも素敵だけど、笑顔のなほちゃんが恋しいです!
(30代・女性)
最初から最後までずっと苦しい回は初めてでした。
いつもはなほちゃんや向坂くんに共感する私ですが、今回は征己くんの言葉が頭から離れず、征己くんの幸せを心から願いました。
いろいろな意見があるだろうけど、大切な人を忘れて一歩前に進むことは悪くないし、間違っていないと思います。
だって、征己くんは生きているのだから。
見どころはやっと想いが通じ合ったと思っていたのに再び心が離れて、さらにこじれる2人の関係です。
(30代・女性)
第8話では、たくみがなほと新しい一歩を踏み出すため兄に会いにいきます。
しかしそこで兄まさみが再婚をすることを知り、ちはるを皆が忘れていってしまうとショックを受け、その事からせっかく気持ちが通じ合ったなほにもこれ以上先には進めないと伝えます。
せっかく結ばれるはずだったのに簡単な恋でない事を改めて感じて胸が締め付けられました。
二人にはもう少し時間が必要なんだと感情移入し、さらに二人を応援する気持ちが芽生えた回でした!
(20代・女性)
