前回、愛する妹・春への罪悪感から川へ身を投げようとした夏美を寸前で止めた冬吾。
「お前が死んだら俺も死ぬぞ!」冬吾が言ったこの言葉の真意とは何か。
「春の呪い」第3話では春の思い出巡りを再開させた夏美と冬吾が少しずつ距離を縮めていきます。
その様子がわかる第3話のネタバレを紹介します。
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「春の呪い」第3話のあらすじ
公式ページより、あらすじをご紹介します。
立花夏美(髙橋ひかる)が、妹の春(桜田ひより)への罪悪感から川に身を投げようとしたところを助けた柊冬吾(工藤阿須加)。その後、2人は互いへの興味を少しずつ高め合いながらも、今まで通り春とのデートの足跡を辿っていき、知らない春の本心に触れたりする。そうして次第に距離を縮めていく2人…。そして、自分が苦しむ柊家の境遇について本気で意見してくれた夏美に、冬吾は思わぬ行動に出る!
引用:サタドラ「春の呪い」第3話・テレビ東京
「春の呪い」第3話のネタバレ
橋の欄干に足を掛ける夏美
下には深く濁った川。
身を乗り出したその時、夏美の腕を掴んだのは冬吾だった。
ひとまず川沿いの公園のベンチに座る夏美と冬吾。
冬吾が寸前で夏美を助けました。様子がおかしいことに気づいていたのでしょうね。
夏美は死ぬつもりはなかったと誤魔化そうとします。
このベンチで話すシーンですが、夏美が冬吾に春を愛していたと言ってほしいとお願いします。
でも冬吾は言いませんでした。これってもう答えですよね。
好きな人の前で他の人を愛しているとは言えないそれだと思いました。
夏美もそれを聞いて自分を納得させようとしてたのでしょう。
春が入院していた頃
冬吾は病室で春から夏美のことを聞いたのを思い出す。
夏美が春のためにクッキーを焼いて来たときのこと。
春がその理由を冬吾に話すのだった。
この時春から聞いた話で、冬吾は夏美の異常な妹愛を知ることになります。
体の弱い春のために栄養士の資格を取ったことやバイトの合間を縫って春に会いにきていること。
妹のために進路を決め、妹と暮らすためにバイトをし、そして忙しいときでも会いに来る。
人生のすべてを妹のために使う夏美を冬吾は異常だと感じたのだと思います。
春の思い出巡り
夏美のパン屋に訪れた冬吾は夏美を連れて野球場へ。
そこは春と冬吾の思い出の場所だった。
野球場をあとにした二人は屋台へ向かい、冬吾は初めての焼きそばを味わう。
2人はまた春の思い出巡りを再開させることにしました。
夏美のバイト先に迎えに来た冬吾ですが、ここでは少し原作のシーンが再現されていました。
それからほどなくして野球場に向かうと、夏美は春が野球場に来ていたことに驚きます。
冬吾の説明では春が行きたいと言ったそうですが、夏美には体が弱かった春が野球場に来たい理由が分かりませんでした。
冬吾いわく夏美が野球をしていたことをうらやましく思ってたことが、ここへ来た理由だと伝えられます。
野球場をあとにした2人が屋台の焼きそばを食べるシーンがありますが、なんと冬吾は焼きそばが初めてでした。
御曹司の設定が庶民の食べ物は食べないというなんともわかりやすい演出(笑)
微笑ましいシーンではありました。それにしても完全にデートしている2人…
夏美と冬吾の選択肢
帰り道。歩きながら話す2人。
選択肢がある夏美がうらやましいという冬吾。
冬吾は柊家から出る選択肢はないと話す。
2人で人生の選択肢について話すシーンです。
家から出る発想がなかった夏美は冬吾から出ればいいと言われ、出ていく選択肢がなかった冬吾は逆に夏美から出ればいいと言われます。
冬吾にとっては家を出ていくということは仕事を失うことを意味します。
それに対して夏美は、資格を持っていればいくらでも生活することはできるとアドバイスします。
ちなみに冬吾の資格は法務2級に財務2級、税務2級にファイナンシャルプランナー2級、宅建とTOEIC890点。
夏美のアドバイスは正しいですね。
そうやって真剣に考えてくれる夏美に冬吾は吸い寄せられるかのように顔を近づけ、夏美も自然と目を閉じます。
しかし、夏美の頭に春がよぎり冬吾を突き飛ばします。
このシーンは原作にはありません。なので原作読者の筆者も続きが気になります!
「春の呪い」第3話 感想まとめ
第3話では冬吾と夏美が距離をグッと縮めてきました。
「お前が死んだら俺も死ぬぞ!」冬吾が言ったこの言葉の真意とは、夏美のことが好きだから死なないでくれということでしょう。
なので冬吾が春を愛していたと夏美に言わなかったのは夏美への想いからだと思います。
夏美も冬吾のその想いに気づいている。そして冬吾の優しさに惹かれていく。でも春の幻想が夏美につきまとう。
大筋は原作をはずしていないのですが原作の再現性はちょっと低いと思います。
ドラマオリジナル要素が強い印象を受けました。
ただ今回はそれでもようやく原作の場面と夏美のガサツな面が少し出ていました。
冬吾が手を振る夏美に笑う場面もありました。
あそこは冬吾が夏美を意識する大事な場面。ドラマでもあったのでホッとしました(笑)。
原作はその夏美のキャラと冬吾のキャラでボケとツッコミの掛け合いも楽しめた作品でしたので、ドラマでもそれを期待しています。
とはいえもう少し夏美に元気と明るさがあってもいいかなぁと一読者としてドラマを見ている筆者でした(笑)
「春の呪い」第3話 視聴者のコメント
視聴者のコメントをツイッターから拾いました。
夏美と春は確かに対照的ですね。夏美は美人で春は可愛い。
健康的運動美人と体が弱い運動音痴。
野球場のシーンですが原作ではバッティングセンターでした。
個人的には高橋ひかるさんのフルスイングに期待してたんですけど、
ドラマでは素振り(手振り?)でした。
とはいえ、夏美のキャラが少しずつ出てきたので、次回もまた楽しみです!
